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2015.08.19 大阪公演のお知らせ&WEB情報

東京公演中はたくさんのご声援ありがとうございました。
間もなくスタシジオライフ「アドルフに告ぐ」大阪公演開幕です!

大阪公演では、各回終演後ロビーにてキャストが皆様をお見送りさせていただきます。
たくさんの笑顔と出会えることを楽しみにしております!

皆様のご来場心よりお待ちしております。

また、東京公演を取り上げてくださったウェブサイトの情報をまとめました。

SPECIAL!スタジオライフが『アドルフに告ぐ』を上演 2015 7/29
http://omoshii.com/interview/9993/

【公演評】劇団スタジオライフ「アドルフに告ぐ」
“正義”を追い求める危うさと不毛を痛烈に描く  2015 7/30
http://astand.asahi.com/entertainment/starfile/ASH7R3TJ7H7RUEHF005.html

2015.07.29 演劇ジャーナリスト堀内浩一郎「アドルフに告ぐ」観劇レビュー

 「熱狂」は世界を変える。
 昭和12(1937)年7月に始まった日中戦争。政府の不拡大方針に反して、軍部は戦線を広げ、暮れには中華民国の首都・南京を陥落させる。
 軍部にも国民にも、首都を落とせば勝利という、国盗り物語的発想があった(もっとも、イラク戦争のときのアメリカも同じだから、たいして変わらないか)。
 国民は熱狂し、勝利を祝う提灯行列の“赤い波”は、皇居の周りを埋めつくしたという。
 ここで、在中国のナチス・ドイツ大使トラウトマンが和平の仲介に入る。珍しく軍部も賛同したにもかかわらず、国民の熱狂に押された政府は中国に「勝ったのだから賠償金をよこせ」と迫った。
 中国大陸の奥地・漢口に首都を移していた中国は反発、業を煮やした近衛文麿首相は交渉を打ち切り、「国民政府を対手(あいて)にせず」と声明を発表し、和平のチャンスは消えてしまった。以降、日本はドロ沼の戦争に引きずり込まれていく。
 ナチス・ドイツも、第一次世界大戦の敗戦と世界大恐慌の混乱にあえぐドイツ国民の熱狂から生まれた。ナチスのアドルフ・ヒットラーに、強いリーダーを求めたのである。
 手塚治虫原作の「アドルフに告ぐ」は、同時代を生きた3人のアドルフの物語である。
 神戸で少年時代を過ごした、日系ドイツ人のアドルフ・カウフマン、ユダヤ人のアドルフ・カミル、そしてヒトラー。
 熱狂が生んだ狂乱の渦は、動き出したらとどまることをしない。巻き込まれた個人や市民、いや権力者でさえ流されていく。敗戦を16歳で迎えた手塚は自らの体験から、このメッセージを3人のアドルフに託したのではないか。
 劇団スタジオライフの公演「アドルフに告ぐ」は、手塚が込めたメッセージを、カウフマンとヒトラーを中心にした「ドイツ篇」、本多憲兵大佐と反戦運動に走る息子たちに焦点を当てた「日本篇」、2007年初演の構成を生かした劇団オリジナル版の「特別篇」の三部作という大河ドラマだ。
 同じ場面でも、セリフが微妙に違う細やかさに加え、「ドイツ篇」と「日本篇」はダブルキャスト。どれを観劇すればいいのか、迷ってしまう。 
 しかし、男優のみの劇団という特性を生かし、力強く、場面展開が早く、メリハリが効いている。見応えは十分。
 最後、パレスチナ武装勢力に身をゆだねるカウフマンと、イスラエル軍将校になったカミルは対決する。ひとたび崩れた信頼は、二度と取り戻せない歴史の非情さを、いまの政治・社会情勢と重ねて見るべきだろう。

2015.07.21 ウェブ情報 まとめ

ただいま公演中の話題のスタシジオライフ「アドルフに告ぐ」を取り上げてくださったウェブサイトの情報をまとめました。インタビュー記事や、特集記事など読みごたえたっぷりです。ご観劇のお供にいかがでしょうか。

《演劇批評−演劇評論家 中村義裕の演劇批評サイト》
「アドルフに告ぐ(ドイツ篇)」2015.07.18 紀伊国屋ホール 2015.7.21
http://www.engekihihyou.com/engekihihyou/「アドルフに告ぐ(ドイツ篇)」%E3%80%802015-07-18%E3%80%80紀伊国屋/#more-374

《新宿三丁目新聞》
新宿三丁目紀伊国屋ホール(中村うさぎ×スタジオライフ×新宿三丁目新聞)  2015.7.16
http://shinjuku-sanchome.com/kinokuniya.html/

《Lmaga.jp》
戦後 70 年 手塚「アドルフに告ぐ」再評価 2015.6.23
http://lmaga.jp/blog/news/2015/06/sengo70-adruf.html

《スター☆ファイル》
【インタビュー】劇団スタジオライフ「アドルフに告ぐ」 仲原裕之×久保優二、作品と劇団について語る 2015.6.22
http://astand.asahi.com/entertainment/starfile/ASH6H52LNH6HUEHF008.html?iref=com_fbox_u01

また、スタジオライフ「アドルフに告ぐ」のツイッター情報もまとめました。 各界の著名人の方々からの熱いメッセージやご感想はこちらからご覧いただけます。
http://togetter.com/li/849362

2015.06.19 特別対談・製作発表の模様を更新しました

2015.05.29 特別対談・製作発表 開催決定!

「戦後70年、今『アドルフに告ぐ』を上演するということ」

映画監督・山本晋也×『アドルフに告ぐ』×演出・倉田淳

スタジオライフ創立30周年記念公演第3弾、戦後70年企画『アドルフに告ぐ』(原作:手塚治虫)の再舞台化に先駆け、映画監督・山本晋也氏とスタジオライフの脚本・演出を手がける倉田淳との対談を開催致します。
戦後を生き抜き、反骨精神と鋭い視点で表現活動を行ってきた山本監督と『アドルフに告ぐ』を通して、これからの日本と私たちの進むべき未来を見据えて参りたいと思っています。

つきましては上記対談・製作発表に先着40名さまをご招待致します。観覧希望者は、メールフォームよりお申し込みください。おひとり様1回限りです。どなたでもお申し込みいただけます。
※お申し込みが重複した場合、後ろのご予約番号分は無効となりますのでご了承下さい。
※当日のご案内については自動返信メールにてお知らせいたします。(こちらからのメールは1回限りです)
midsummer@studio-life.comのメールが受け取れる設定をお願い致します。
※自動返信メールが届かない場合は、下記お問い合わせまでご連絡下さい。

お申し込み期間2015年5月30日(土)12:00~6月10日(水)12:00
※定員に達し次第終了となります。

お申込みはこちらから→お申込みは終了しました。ありがとうございました。

<日時>2015年6月12日(金)13:30~14:45
<場所>中野サンプラザ フォレストルーム(15F)
<アクセス>中野駅北口 徒歩2分(東京都中野区中野4-1-1)
<タイムスケジュール>
13:00受付
13:30対談
14:10製作発表
14:45終了予定

【特別対談観覧ご招待に関するお問い合わせ】
E-mail midsummer@studio-life.com
03-5929-7039(平日12:00~18:00)

2015.04.27 特集「手塚治虫記念館を訪ねて!」が追加されました。詳しくはこちら

2015.04.27 公演ホームページが開設されました。