ほとばしる想い、飛び散る花粉、春の稽古場レポート第6弾、曽世海児です。
今、僕らが使っている稽古場には、かなり広めの休憩室があるんですけど、そこ、和室なんですね。あぁ〜、ニッポン人!を満喫できる空間で、みんながご飯を食べたり、倉本さんがゴロゴロしたり、舟見がヘッドホンで音楽聞いたり、高根がボールと戯れたり、石飛さんが携帯のカタログと真剣に睨めっこしたり、深山さんがポッキー食べたり、藤原さんが真剣にそのポッキーをねだってみたりと、リラックスムードがイイ感じ。
でも、いざ稽古で扉一枚くぐり抜ければ、そこはロンドンの高級マンションの一室。皆すぐさま役者モードに切り替えて、緊張感と信頼感とで、ピリリと、ギュギュっと空気を変えます。
そして今日は遂に、記念すべき第1回目の、頭っから最後までの通し稽古!タイトロープを渡る気分で、作品全体から見えてくる感情や表現を探るのです。皆もきっとそうだったと思いますが、僕の中でも色々発見がありました。
この作品は、稽古すればするほど奥の深さを感じます。いつの世も、誰にとっても共鳴できる、「家族」に対する想いみたいなもの・・・、是非とも、いっぱい感じてもらいたいですね。
メリックという役を通して、う〜ん、人間って、ホントに複雑なものだなぁ、などと改めて感じちゃったりしている毎日ですが、「昨日の敵は今日の友」、「トーマ」で散々いじめてくれた高根アランとは毎日ラブラブでございます。役の話や芝居の話、先日なんか、森首相の話まで、あれこれ語り合っています。そして今回久々に濃〜く絡める石飛さんとの姉弟役、より熱くより深く、とことん楽しんでいきたいですね。
さぁ、あと10日、この素敵な作品に素敵な華を咲かすべく、稽古場は更に盛り上がっております!
お次は、前回僕が演じました大好きな役、サフロン舟見の登場です。おっ楽しみに!!
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