◆ ABOUT ◆
●「トーマの心臓」上演によせて
1974年に発表され、今尚、読み継がれ、愛され続けている萩尾望都作品「トーマの心臓」。
劇団スタジオライフは1996年に初舞台化させていただいてから繰り返し上演を重ねて参りました。稽古の度毎に新しい発見があり、上演の度毎に更なる深淵へ導かれる思いです。そして真摯に作品と向き合うことの大切さを教えてくれます。最早、「トーマの心臓」は劇団スタジオライフのバイブルと言っても過言ではないと思います。
ドイツのギムナジウム、シュロッタ―ベッツ学院とその寄宿舎を舞台に繰り広げられる少年たちの物語。瑞々しい感受性と痛々しい程の純粋さが、図書室の一隅で、礼拝堂の片隅で、寄宿舎の高窓の下で交錯してゆきます。黒髪の優等生ユーリ、複雑な家庭環境を持つオスカー、美しい母への愛が総てのエーリク、彼らは出会い、傷付き、許し、次なる未来への扉を開いてゆきます。10回目の上演となる今秋、この美しく深い物語を大切に丁寧に舞台の上に展開させていただきたく思っています。
●「スタジオライフ」という宝物
「スタジオライフ」が再び「トーマの心臓」を上演すると聞きました。1996年の初演は見ていませんが1997年の再演からは欠かさず見てきました。公演ごとに舞台に変化があり役者が成長していく姿を見てきました。一歩また一歩と演出家の倉田淳がその舞台を大切に大切に育てていく様が感じられました。忍耐と愛。期待と愛。倉田淳の創作が美しいものへ向かって結実していく過程を見てきました。
河内喜一朗選曲の音楽が舞台に流れ出すと、一気に「トーマ」のギムナジウムに引き込まれます。たくさんの役者が思い浮かびます。初演の頃エーリクを演じてくれた児玉信夫さん、深山洋貴さん、目の大きな及川健さん。曽世海司さんは公演ごとに色々な役を演じていましたが私は包容力のあるバッカス役が忘れられません。山﨑康一さんのユリスモールは立った足の角度まで漫画そっくりだったと友人が言っていました。山本芳樹さんのユリスモールは本を抱きしめて止まらない涙を流していました。細い笠原浩夫さんのビジュアルは本当にオスカーがいたのかと思わせるほどでした。鞭を振るうサイフリート役の澤圭一さんは色っぽく、なのに場面転換の時は図書室の本棚を動かして裏方をやっていました。レドヴィ役の石飛幸治さん、林勇輔さんが、トーマの思い出を語るとしみじみとしました。河内喜一朗さんがトーマの父親役で舞台の上の笑顔を思い出します。
シドを演じた楢原秀佳さん、ミュラー校長を演じた藤原啓児さん。学園の生徒たちやユリスモールの家族。「トーマの心臓」の番外編「訪問者」であの背の高い岩﨑大さんがチビのオスカーを演じました。グスタフを演じた甲斐政彦さんの不思議な色気も忘れられません。青木隆敏さん、関戸博一さん、奥田努さん、松本慎也さん、多くのシーンが浮かびます。倉本徹さん。どのシーンも、大切な宝物です。全ての役者さんに、感謝いたします。
倉田さん、いつも心に残る舞台に感動しています。終演後の打ち上げでいつも、ありがとう、お疲れ様と言っていますが、言葉に出す以上に感謝しています。「スタジオライフ」に出会えたことは私の大きな喜びですし、舞台に関わるスタッフや役者さんたちの熱意が、誠実さが、毎日の励みになっています。
9月から上演される「トーマの心臓」を楽しみにしています。1960年代から70年にかけての、まだ学生が粋がってタバコを吸い、どこかでは蒸気機関車が走っていたアナログな世界、私の好きなヘッセがどこかにいるドイツの世界に、今回も連れて行ってもらえると思います。
歳月は過ぎてゆくものですね。でも全てが消え去っても思い出は残る。これまでの「スタジオライフ」と共に、9月の舞台も大切に抱きしめて、宝物にしたいと思います。
●「トーマの心臓」上演によせて
1974年に発表され、今尚、読み継がれ、愛され続けている萩尾望都作品「トーマの心臓」。
劇団スタジオライフは1996年に初舞台化させていただいてから繰り返し上演を重ねて参りました。稽古の度毎に新しい発見があり、上演の度毎に更なる深淵へ導かれる思いです。そして真摯に作品と向き合うことの大切さを教えてくれます。最早、「トーマの心臓」は劇団スタジオライフのバイブルと言っても過言ではないと思います。
ドイツのギムナジウム、シュロッタ―ベッツ学院とその寄宿舎を舞台に繰り広げられる少年たちの物語。瑞々しい感受性と痛々しい程の純粋さが、図書室の一隅で、礼拝堂の片隅で、寄宿舎の高窓の下で交錯してゆきます。黒髪の優等生ユーリ、複雑な家庭環境を持つオスカー、美しい母への愛が総てのエーリク、彼らは出会い、傷付き、許し、次なる未来への扉を開いてゆきます。10回目の上演となる今秋、この美しく深い物語を大切に丁寧に舞台の上に展開させていただきたく思っています。
●「スタジオライフ」という宝物
「スタジオライフ」が再び「トーマの心臓」を上演すると聞きました。1996年の初演は見ていませんが1997年の再演からは欠かさず見てきました。公演ごとに舞台に変化があり役者が成長していく姿を見てきました。一歩また一歩と演出家の倉田淳がその舞台を大切に大切に育てていく様が感じられました。忍耐と愛。期待と愛。倉田淳の創作が美しいものへ向かって結実していく過程を見てきました。
河内喜一朗選曲の音楽が舞台に流れ出すと、一気に「トーマ」のギムナジウムに引き込まれます。たくさんの役者が思い浮かびます。初演の頃エーリクを演じてくれた児玉信夫さん、深山洋貴さん、目の大きな及川健さん。曽世海司さんは公演ごとに色々な役を演じていましたが私は包容力のあるバッカス役が忘れられません。山﨑康一さんのユリスモールは立った足の角度まで漫画そっくりだったと友人が言っていました。山本芳樹さんのユリスモールは本を抱きしめて止まらない涙を流していました。細い笠原浩夫さんのビジュアルは本当にオスカーがいたのかと思わせるほどでした。鞭を振るうサイフリート役の澤圭一さんは色っぽく、なのに場面転換の時は図書室の本棚を動かして裏方をやっていました。レドヴィ役の石飛幸治さん、林勇輔さんが、トーマの思い出を語るとしみじみとしました。河内喜一朗さんがトーマの父親役で舞台の上の笑顔を思い出します。
シドを演じた楢原秀佳さん、ミュラー校長を演じた藤原啓児さん。学園の生徒たちやユリスモールの家族。「トーマの心臓」の番外編「訪問者」であの背の高い岩﨑大さんがチビのオスカーを演じました。グスタフを演じた甲斐政彦さんの不思議な色気も忘れられません。青木隆敏さん、関戸博一さん、奥田努さん、松本慎也さん、多くのシーンが浮かびます。倉本徹さん。どのシーンも、大切な宝物です。全ての役者さんに、感謝いたします。
倉田さん、いつも心に残る舞台に感動しています。終演後の打ち上げでいつも、ありがとう、お疲れ様と言っていますが、言葉に出す以上に感謝しています。「スタジオライフ」に出会えたことは私の大きな喜びですし、舞台に関わるスタッフや役者さんたちの熱意が、誠実さが、毎日の励みになっています。
9月から上演される「トーマの心臓」を楽しみにしています。1960年代から70年にかけての、まだ学生が粋がってタバコを吸い、どこかでは蒸気機関車が走っていたアナログな世界、私の好きなヘッセがどこかにいるドイツの世界に、今回も連れて行ってもらえると思います。
歳月は過ぎてゆくものですね。でも全てが消え去っても思い出は残る。これまでの「スタジオライフ」と共に、9月の舞台も大切に抱きしめて、宝物にしたいと思います。
◆ CAST ◆
◆ SCHEDULE ◆
[L]=Legende team [C]=Cool team
☆=終演後「舞台挨拶」あり ★=終演後「トークショー」あり 📷=終演後「撮影会」あり
※受付開始は開演の45分前、客席開場は開演30分前となります。
[L]=Legende team [C]=Cool team
☆=終演後「舞台挨拶」あり
★=終演後「トークショー」あり
📷=終演後「撮影会」あり
※受付開始は開演の45分前、客席開場は開演30分前となります。
◆ EVENT ◆
終演後撮影会のお知らせ
Legendeチーム、Coolチームそれぞれ2回ずつの撮影会は、静と動、PosingとActing、メンバー組み合わせなどバージョンを変えてお届けします!
もちろんどちらにも定番ショットは有り☆
お好みのベストショットをどうぞ激写ください♪
〔1st.Session〕
9月17日(土)
13:00 Legendeチーム
18:00 Coolチーム
〔2nd.Session〕
9月23日(金祝)
13:00 Coolチーム
18:00 Legendeチーム
終演後トークショーの内容が決定しました。
◆9月20日(火) 19時開演 Legendeチーム
【トーク出演者】
笠原浩夫・山本芳樹・船戸慎士・松本慎也・宇佐見輝 / 関戸博一(進行役)
◆9月22日(木) 19時開演 Coolチーム
【トーク出演者】
曽世海司・青木隆敏・関戸博一・伊藤清之 / 倉田 淳
それぞれ、作品について、役柄について、想いをたっぷり語ります!
◆ THEATRE ◆
シアターサンモール
〒160-0022
東京都新宿区新宿1-19-10
サンモールクレストB1
<アクセス>
東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」駅
大木戸門方面出口(出口2)より徒歩3分
◆ TICKET ◆
チケット料金
(各税込 前売・当日共 全席指定席)
一般発売 2022年8月20日(土) 10:00
一般発売
2022年8月20日(土)
10:00
チケット取扱プレイガイド
■ カンフェティ
【取扱チケット】一般・イブニングシート・学生・高校生以下
【WEB】http://www.confetti-web.com/thomas_2022
※公演前日23:59まで予約受付・セブンイレブン引取
【TEL】0120-240-540
※平日10:00-18:00 オペレーター対応
■イープラス eplus.jp
【取扱チケット】一般
【WEB】https://eplus.jp/sf/detail/3667360001-P0030001
■スタジオライフ
・club LIFE会員はこちら
2022年8月20日(土)10:00~
※club LIFE会員の方でアクセスに必要なユーザー名・パスワードは、会報vol.94と同封の「『トーマの心臓』club LIFE優先予約」のご案内に記載してあるものをそのままご使用頂けます。
・WEB予約はこちら 2022年9月11日(日)10:00~
https://www.quartet-online.net/ticket/thomas2022
※公演当日の夜0時まで受付・劇場受付代引
club LIFE会員チケット優先予約
【ご予約受付期間】
2022年8月1日(月) 12:00 ~ 7日(日) 23:59まで
【ご予約受付期間】
2022年8月1日(月) 12:00 ~
7日(日) 23:59まで
※お申込みの窓口へのアクセスには会報vol.94に同封されているご案内の【ID】と【パスワード】が必要になります。
ネット予約が難しい場合は下記の期間,スタジオライフにて電話対応窓口を開かせていただきます。
【優先電話予約】
日時:2022年8月1日(月)、2日(火) 時間:15:00~19:00
電話番号:03-5942-5067 劇団スタジオライフ
当日券
※各回、開演の45分前から劇場入口の「受付」にて販売いたします。
(販売開始時刻より先着順での販売を予定しておりますが、状況によっては販売開始前に整理券を配布する場合もございます。当日券販売情報等に変更がある場合は改めてご案内いたします。)
※「学生」チケットと「高校生以下」チケットも販売あり。(受付にて必ず「学生」もしくは「高校生以下」の旨をお伝えください。「学生」チケットの場合は学生証のご提示が必要になります。「高校生以下」で学生証がない場合は年齢のわかるもののご提示が必要になります。当日に学生証もしくは「高校生以下」で年齢の分かるもののご提示がない場合は一般料金となりますのでご注意ください。)
※当日券はお一人様2枚までご購入出来ますが、キャンセル待ちの場合はお一人様1枚までに制限させていただきます。予めご了承ください。
◆ GOODS ◆
◆ Q&A ◆
【A】本編は約140分を予定しております。途中休憩はありません。
トークショー等イベントがある回は本編終演後に行います。
【A】
・劇場内のスペース確保のため、スタンド花、アレンジ花、花束はお受け取りできません。
・出演者へのプレゼントはロビーのプレゼントボックスにお入れください。但し、生花、生物、賞味期限の短い飲食物、出演していない俳優宛のプレゼントはお受け取りできません。
・大きなお荷物に関しましてはお預かりいたしますが、スペースに限りがありますので、お預かりできない場合がございます。また貴重品のお預けはお断りいたします。
【A】シアターサンモールは劇場が地下にありエレベーターはございません。車椅子でご来場をご予定のお客様、また階段のご使用が難しいお客様は必ず事前にご相談ください。
TEL:03-5942-5067(平日 12:00~18:00)
Mail:ticket@studio-life.com(平日のみ対応)
【A】お手数ですがチケットを購入されたプレイガイドにお問い合わせをお願いいたします。プレイガイドによりお求めが証明された場合、ご観劇当日チケット(仮券)を再発行いたします。
【A】
・上演中の私語や、周りのお客様のご迷惑となる行為、上演を妨げる行為はお控えくださいますよう、お願い致します。
・上演中は、スマートフォン、携帯電話、アラーム等音の出る機器の電源はお切りください。また、物音を立てる行為もご遠慮くださいますよう、ご協力のほどお願いいたします。
・場内でのカメラ・携帯電話などによる写真撮影、映像の撮影、音声の録音、通話等は、固くお断り申し上げます。
・後方やお隣付近にお座りのお客様のご迷惑にならないよう、帽子等の視界を塞いでしまうかぶり物は場内ではお取りいただきますようご協力お願いいたします。
・客席での飲食は禁止です。
【A】お客様およびキャストスタッフの健康と安全を考慮し、より安心して、そしてできるだけ楽しんでご観劇いただけるよう、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として以下の取り組みをおこないます。
【お客さまへのお願い】
●チケットご購入時に登録の氏名・連絡先は、保健所等の公的機関からの要請により提供させていただく場合がございます。予めご了承ください。
●以下の症状がある場合は来場をお控えください。
・気温などの外的要因がなく37.5度以上の発熱がある。
・咳、倦怠感、味覚障害、嗅覚障害、頭痛、吐き気等の体調不良がある。
・新型コロナウイルス感染症陽性者との濃厚接触があった場合。
●入場時に手指・靴裏消毒、検温のご協力をお願いいたします。37.5度以上の方はご入場いただけませんのでご了承ください。
●劇場内ではマスクをご着用の上、会話・劇場内でのお食事はお控えください。また、咳エチケットのご協力をお願いいたします。
●感染予防のため、出演者の面会・入待ち・出待ちはお断り申し上げます。
●出演者並びにスケジュール変更の際は何卒ご了承ください。出演者変更の場合でも他日への変更・払い戻しはいたしかねます。公演中止の場合を除き、日時変更・キャンセル返金等はできません。
【感染症への取り組み】
●キャスト、スタッフの健康管理の徹底
●換気の徹底
●稽古場、公演ごとの客席内、ロビー等不特定多数の方が触れる場所の消毒の実施
●客席数は都・劇場のガイドラインに沿って変動いたします。
●受付・ロビースタッフはマスクなどを着用いたします。
政府や自治体からの特別な要請などの状況により変更が生じる場合がございますので、あらかじめご了承ください。お客様がご安心してご来場いただけますよう、引き続き様々な検討を重ねて参ります。変更等が生じた場合には、HP、SNSでお知らせいたします。
◆ TOPIC ◆
Legendeチーム、Coolチームそれぞれ2回ずつの撮影会は、静と動、PosingとActing、メンバー組み合わせなどバージョンを変えてお届けします!
もちろんどちらにも定番ショットは有り☆
お好みのベストショットをどうぞ激写ください♪
〔1st.Session〕
9月17日(土)
13:00 Legendeチーム
18:00 Coolチーム
〔2nd.Session〕
9月23日(金祝)
13:00 Coolチーム
18:00 Legendeチーム
アフタートークショーの出演者が決定いたしました!
9/20(火)19時 Legendeチーム
笠原浩夫 山本芳樹 船戸慎士 松本慎也 宇佐見輝 / 関戸博一(進行役)
9/22(木)19時 Coolチーム
曽世海司 青木隆敏 関戸博一 伊藤清之 / 倉田 淳
それぞれ、作品について、役柄について、想いをたっぷり語ります!
◆ CONTACT ◆
【企画・製作・お問合せ】
〒 165-0024 東京都中野区松が丘 1-17-2 エミール松が丘 101
TEL:03-5942-5067(平日 12:00 ~ 18:00)
HP: http://www.studio-life.com/